奈良市の小学1年生の有山楓(かえで)さん(当時7)が誘拐、殺害された事件は17日で15年を迎える。当時奈良県警捜査1課長だった葛本英治さん(70)は定年後、悲劇を繰り返さないよう防犯パトロールとして、地域の子どもの下校を見守る活動を続けている。
奈良県橿原市にある小学校の通学路。青色の回転灯が光る車の中から、葛本さんが一斉下校の子どもたちに声をかける。「こんにちは。気いつけや。車道にはみ出したら危ないで」
葛本さんは定年直後の2009年からパトロールを続けている。だが今でも子どもたちを見ると、あの事件を思い出すという。
04年11月17日、午後7時…
980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル